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レビュー:MILKY WAY BLUES/MULTI MAX

 

【収録作品】

■アルバム
・STILL
・Oki Doki!

■映像作品
・MAXISM IN BUDOKAN
・Chage Live Tour
 10-11 “まわせ大きな地球儀”

 
 

補足情報

 

●1991/04/12:発売のアルバム『STILL』に収録

●作詞・作曲:CHAGE、編曲:村上啓介

 

レビュー

 

福岡県の北九州工業地帯で
育ったCHAGEは、
幼少の頃の思い出を残したまま
CHAGE&ASKAとして
音楽の世界に飛び込み、

 

その記憶を辿った名曲を
産み落としました
その一つがCAの中で
僕が一番好きな「NとLの野球帽
そしてもう一つが、
「MILKY WAY BLUES」です

 

この楽曲の曲調が
ブルースであることは
その最大の特徴であると
個人的には思っています

 

ブルースは黒人音楽の一つで
霊歌や労働歌が発展したといわれており、
日常における身近な出来事を
歌うことが多いものです

 

CHAGEは、そうした本格的な
ブルースをやってみたくて
スタジオ録音ではリズムと
ボーカルにもこだわったそうです

 

20年前のライブハウスを想定して、
のった客が足や灰皿でリズムをとり、
ボーカルはエコーを全くかけずに
レコーディング

 

こうして出来上がった音源を
じっくり聴いてみれば、
ブルースらしい独特のリズム音で
思わず足でリズムをとり
テーブルを手で叩いたりと
勝手に体が動いてしまいます

 

そして、ボーカルにエコーをかけない
CHAGEのリアルな声が
また堪らない!

 

ごまかしの効かないやり方で
ブルースに挑戦したMULTI MAX、
彼らの音楽性はこうした部分が
本当に面白いです

 

そして、この曲が真価を発揮するのは
やっぱりライブでしょう
映像作品である『MAXISM IN BUDOKAN』や

 

アルバム『Oki Doki!』に
収録されている「MILKY WAY BLUES」は
その演奏とCHAGEのボーカルに
鳥肌が立ちまくります

 

演奏前のふざけ具合は
CHAGEというキャラクターが
生み出す笑いの空間ですが、

 

その和んだ雰囲気を
ブルースの世界へ一気に
引きずり込む瞬間があり、
このギャップに
「CHAGEすげぇ!」と
唸らざるを得ないのです

 

ギタリストであり、MULTI MAXの
楽曲の編曲を担当する
村上啓介のギタープレイも
かなりシビれます

 

幅広い曲調の楽曲を作り、
歌いこなすCHAGE&ASKAの
バックバンドにも在籍し、

 

MULTI MAXという
CHAGEの音楽性を自由に表現する、
考えてみればこれほど難しい
グループの編曲をもこなし、

 

日本人で初めてメインステージで
ライブを行なったCAの
MTV UNPLUGGED LIVEでも
サポートメンバーとして参加した
村上啓介

 

彼のギタープレイの幅広さが
この「MILKY WAY BLUES」で
その一端を聴くことができます

 

これほど魅力の詰まった楽曲は、
ブルースという曲調だからこそではなく、
ブルースすらも彼らの音楽性の
一つであると感じられ、

 

ブルースをよく知らなくても
CHAGEの幼少期を知るがために聴き、
村上啓介のギターの格好良さに聴き惚れる、
そんな楽曲でもあるのです

 


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コメント

  1. shoichi より:

    こんばんは。
    お疲れ様です。

    どの記事に僕の個人的な報告(要らないかも…ですが)をしようか悩んでいたのですが、この曲にコメントをしようと思いました。
    どうやら僕はCA関連の商品となると自制が効かないらしく、
    「あー、もう面倒だ!」
    ってなことで、持ってなかったMULTI MAXの残り2作、『HEAVEN』と『STILL』をまとめて手に入れてしまいました!
    これで晴れて、全オリジナルアルバムを揃えることが出来ました。んー、感無量です!^^
    MULTI MAXが誕生したのは1989年。それから約25年の月日を経て、まさかここまで度ハマりするとは思いませんでしたよ(笑)

    改めて「HEAVEN」から順に聴いてみると、年々進化しているのがよく分かりますね。
    段々と軟化していく感じを受けますね。紳士から徐々に気のイイおっちゃんに変わっていくみたいな。
    「HEAVEN」はデビューということもあり、何だか緊張感が伝わってきますもんね。ちょっと他所行きって感じ。
    でも、その中にもやはり面白さは散りばめられていて、「なるほどな」と思ったりもして。
    ようやく『SOME DAY』の原曲を聴けて感激したし、次曲の『I MISS YOU』がまたイイっすね!
    て言うかこれ、何とCHAGE作詞、ASKA作曲じゃないすか⁉︎この組み合わせが存在していたことに驚きですわ!

    さてさて、では肝心の『MILKY WAY BLUES』ですが、僕のこの曲との初めての出会いは、ライブ『まわせ大きな地球儀』のBlu-rayでした。
    聴いた瞬間、もう一発で心をガッチリ掴まされましたね!
    ダイマツさんも記事で書いていますが、こりゃもうライブでこそ生きる楽曲ですね。何しろ、CHAGEはもちろん、他のバンドメンバーの楽しそうな演奏は観ていて本当に笑顔になれます!

    前も言いましたが、この映像を観てある曲に惚れ『Oki doki!』を買い、まさか「MILKY WAY BLUES」のライブバージョンが収録されているとは嬉しい誤算でした。
    そして今回「STILL」の中でこの原曲を聴き、原曲もまた良い味を出していますね‼︎
    そうか!エコーをかけていないから、あのような臨場感が伝わるのですね。
    楽器の音も乾いていて、タバコの煙が充満している小屋かなんかで演奏している画を浮かべますね。

    この曲を聴かずしてCHAGEの魅力は語れない。そんな気すら抱いてしまう名曲だと思います!

    • ダイマツ より:

      shoichiさん>

      こんにちは、コメントありがとうございます

      随分と前に書いた記事にコメントを頂くのも
      とても嬉しいですが、
      この曲に反応してきたか!と思うと
      ニヤニヤが止まりません(笑)

      良い音楽だと思ったものには
      もはや時間差など関係ありませんよね
      僕も当初チャゲのバンド?良いのかな?
      くらいの感覚はありましたからね^^;

      『STILL』→『HEAVEN』の順に
      聴いたのもそう思うキッカケだったかも
      知れませんが…

      総合的に見れば『STILL』の雰囲気の方が
      やっぱり好きなんですが
      『HEAVEN』は聴き込むほどに
      好きな曲がどんどん魅力的になっていくんですよね

      確かに緊張感がありますね、
      すごく引き締まった感じとでも言いましょうか
      これが作品を発表するたびに
      どんどんこなれていって遊び心が増えていく、
      マルチの(というかCHAGEの)本性が出てきたように思います

      「I MISS YOU」のクレジットは
      shoichiさんに言われるまですっかり忘れていました!
      ソロ作品では存在するのに
      チャゲアスではまだない、というのがまた
      実現性を考えるとワクワクしますね!

      「MILKY~」は本当に大好きで
      マルチの個人的ベストソングTOP3に入りますね^^
      (ちなみに1位が「LOVE」、2位が「どうだい」)

      でも、聴き込んでいなかった頃は
      そうでもなかったかな…^^;

      これは演奏もテーマも本当に
      ブルースなんだなぁ、と感じてから
      この曲の魅力が大幅にアップしましたねぇ

      『Oki Doki!』に収録されたライブバージョンは
      約8分半と長いのに
      全くそれを感じさせないほど惹き込まれますし(笑)

      「NとL~」を初めて聴いた時にも
      この曲を瞬時に思い出し、
      相乗効果でどちらの曲もますます好きになりましたね

      やはりCHAGEの音楽性や魅力を知るには
      マルチは絶対に外せないですね^^


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