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風舞/CHAGE&ASKA

 

 

【収録作品】

■アルバム
風舞

 
 
 
 

補足情報

 

●1980/04/25:発売のアルバム『風舞』に収録

●作詞・作曲:ASKA、編曲:笛吹利明、ストリングスアレンジ:瀬尾一三

 

レビュー

 

アルバム『風舞』の核となる曲で、
LP盤(レコード)ではA面の最後を飾る、
言ってみればアルバム
の中核に位置する楽曲です

 

そんな、重要な位置付けである
この曲の雰囲気からして、
これほどの切なさ、寂しさ、

 

そして悲しさを漂わせているのですから、
アルバム全体が悲哀に満ちていても
おかしくはないのです

 

演奏は、アルバムの核となる曲だけあって
力の入り具合も他とは少し異なります

 

6/8拍子という、少し変わったリズム
(ワルツ-3/4拍子-を速くしたような感じのリズム)
で作られたこの曲は、

 

そのリズムの持つクセ(跳ねているような、
クルクルと回転しているような
イメージを表現)や、歌詞にある
「別れの調べにあわせて踊れ」
「踊る私 一人腕を かるくまわして」から、

 

歌詞の主人公である女性が、
まるで輪舞曲(ロンド)を
踊っているかのような場面を
想像してしまいます

 

冷たい風が乱れ舞っている
まどろみ(眠り)の中、
女性は一人寂しく踊っている

 

別れてしまった男性は今頃、
別の女性と夜を共にしていて、
落胆した主人公の心は
冷たい風に乗ってクルクルと回り、
まるで踊っているかのよう

 

一人寂しく眠りに就く女性が
泣きつかれて眠るまで、
彼女の沈んだ気持ちが
止むことはありません
なんと、悲しい曲でしょうか

 

その悲しさを助長するように、
イントロから寂しげな
アコースティックギターの
乾いた演奏が始まります

 

ASKAの歌う主旋律の
メロディーも悲しげですが、
CHAGEのコーラスも主旋律を
上回るほど切なく、
悲しみに拍車がかかります

 

歌唱が終わり、楽曲の最後には
ギター、ストリングス、打楽器(小鼓のような音)が
絡み合いながら、

 

乱れ舞う風をあたかも目の前で
吹き乱れているように演奏されます
この部分の演奏が楽曲の核、
すなわちアルバムの
核といっても良いでしょう

 

ここでアルバムのアートワーク
(ジャケット)に注目してみましょう
実は、2作目のアルバム『熱風』と
同じデザインでありながら、
色とタイトルが対照的なのです

 

『風舞』は白か銀色か(白銀?)、
『熱風』では金色のような
色が使われています

 

並べて見ているだけでも、
『風舞』は冷たいイメージ、
『熱風』は熱いイメージを
持つことができます

 

そうした視覚的な効果からも、
アルバム全体のイメージが
「冷たい=悲しい、暗い」
「熱い=激しい、明るい」となり、

 

それを楽曲にも期待するという
リスナーの心理を上手く突いた
仕様になっているんじゃないか、
と思うのです

 

そして、アルバムと同じ名前である
この「風舞」を聴けば、
イメージ通りに暗く、悲しく、
冷たい曲であると、
容易に思わされてしまうのです

 


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