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レビュー:どんなことがあっても/ASKA

 


 
 
【収録作品】

■アルバム
SCRAMBLE

 
 
 

補足情報

 

●2012/10/17:発売のアルバム『SCRAMBLE』に収録

●作詞・作曲:ASKA、編曲:澤近泰輔

 

レビュー

 

アルバム『SCRAMBLE』を聴いて
まず最初に感じたことは
音がすごく丸くて柔らかい、
ということでした

 

マイナーコードを主調とした
ロックテイストな曲である
L&R」や「歌の中には不自由がない」

 

これらをバランスよく配置して
苦味のある曲でアルバム全体の
緩急を上手くコントロールしている、
そんな雰囲気を感じます

 

そうした流れの中に、
ポツンと何気なく顔を覗かせるように
流れてくるのが「どんなことがあっても」

 

UNI-VERSE」「いろんな人が歌ってきたように
朝をありがとう」「L&R」
この主張の強い4曲を
存分に楽しんだ後に、

 

箸休めのようにゆったりと始まる
「どんなことがあっても」は、
人生も50年を過ぎたASKAが
自分自身に向けて書いた曲だそうです

 

そんなことを知ってから聴くと
ゆったりと丸く柔らかい曲調も
どこか頷けるんですよね

 

年齢を重ねて丸くなった、
みたいな表現とはまた少し違いますが
ノリと勢いが重要だった(と思っていた)
若い頃では出せない味が
滲み出ている気がします

 

そんなジジくさいことを書くと
より一層若い人たちには受け入れられない、
かも知れませんが、

 

いつの間にかこういう
考えさせられるような音楽を
受け入れている時が来るんですよ(笑)

 

そして、この曲の肝となるのが
“いつか本当の歌を作ってみたい”と
歌う部分ですね

 

本当の歌って何だろう?
突き詰めて考えていくと、
それはすでに作っているのかもしれないし
まだそこへ向かっている途中かもしれない

 

結局、その答えは何なのか
分からないまま人生を歩いているんじゃないか、
そうやって自分にいつも問いかけながら
生きていくのが人間だろう

 

そういうことを歌っているような
気がするのです

 

人生って何だろう?というテーマは
年齢を重ねて死が近づいていく度に
考えることのように思います

 

若い頃に色んな方向を向いて頑張っていれば、
そこを通り抜けた時には
ゆっくりと残りの人生を過ごしたい、
誰でもそう思いますよね

 

最近よく目にする言葉に
「自分の寿命を設定して
やるべきこと、やりたいことを
真っ先に実行しよう」
というようなものがあります

 

これを若い年代で出来ていたら、
年齢を重ねた時にこの曲の
本当の良さを実感できるように思います

 

自分がどうありたいか、というのは
きっと死ぬまで永遠の命題でしょう
こうでありたい、という自分を
何度も何度も見つけては繰り返し、

 

その経験が多いほど自分にとって
豊かな人生であると言えるように思います

 

“本当の歌”=「本当の自分」は、
いつでも側にいるけれど
いつでもその存在を感じられるか、

 

そしていつでも側に本当の自分を
感じることのできる人生なら
幸せだよね、そこを目指して
生きていこう、というメッセージも
この曲には込められているように
感じるのです

 


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2012/10/28 | コメント/トラックバック(2) |

カテゴリー:ASKA SCRAMBLE

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コメント

  1. みずき より:

    こんにちは!
    ♪こんなところで~なにしてんだよ~♪の歌詞が
    「ほんと…何してんだろ…」と自分に問いたくなります。
    このゆったり感、聞きこむほど良いですよね。
    そして、梅雨時期に聞きたくなります(笑)

    私は「本当の歌」は、十分CAから頂いてますよ~。
    自分が火葬される時に、CAの曲を入れたiPodも棺桶に入れて
    火葬してもらい、あの世でも聞きます(笑)

    • ダイマツ より:

      みずきさん>

      こんばんは、コメントありがとうございます~

      この曲、本当に聴き込むほど良い曲だと思いますよね
      でも、確かROCKETツアーでは歌ってなかったような…^^;

      本当の歌ってなんでしょうかね?
      恐らく作り手と聴き手では
      答えが違ってくるでしょうけど、

      聴き手としては
      心を動かされたならその歌は
      間違いなく“本当の歌”だと言えるんじゃないでしょうか

      答えが違うというか
      人それぞれ心を動かされる歌が違う、
      ですね^^


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